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超広角レンズの比較

───2017/10/24───



画質のことはあまり考えずに「コンパクト命!」で使っていた35mm換算で24mmより広い画角のレンズを比べてみました。
すべてJPEG撮って出し。絞りは全て5.6、ISOは200。(三脚を使わずに箱に乗せて写したので位置ずれあり)
※クリックで等倍





ワイコン使用
LUMIX GX7MK2
LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH.
+DW-4(RICOH Caplio GX8用ワイコン)
(ローパスフィルタなし)

約19.2mm相当。テストした5本のうち最も周辺がユルユルだがこのコンパクトさは何物にも代え難い。─なんちゃって19mm─





超広角レンズ
RICOH GXR MOUNT A12
ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6
(ローパスフィルタなし)

18.4mm相当。
周辺はやや甘い(開放になるからね)。
しかし、レンジファインダー用の後ろ玉が飛び出した超ワイドレンズでこれだけの写りは驚異的。周辺のカラーシフトもない。GXR恐るべし。





ワイコン使用
RICOH GR F2.8+GW-3(純正)
(ローパスフィルタなし)

35mm換算21mm。
あまり画質を意識して使ったことはなかったのだが、この写り、恐れ入りました。しかもこのサイズでF2.8って…
GW-3は径62mm全長50mm(写真は保護フィルターを着けているので径67mm全長57mm)
コンパクトなフジノンレンズ XF14mmF2.8 Rは径65mm全長58.5mmでほぼ同じ(持っていないので写りは知らないw)ボディを含めたトータルサイズは圧倒的に小さい。21mm専用としてもっと使い込むべきだナァ。ワイコンを外すだけで28mmになるし。





超広角レンズ
RICOH GXR MOUNT A12
SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5
(ローパスフィルタなし)

23mm相当。
これもフイルムレンジファインダー用のレンズ。デジタル用に設計されたレンズには当然劣るがその分コンパクト。この写り、他のミラーレスにマウントアダプターではこうはいかない。まさにGXRは神ってる。





ワイコン使用
LUMIX GX7MK2
LUMIX G 14/F2.5 ASPH.+DW-4(RICOH Caplio GX8用)
(ローパスフィルタなし)

22.4mm相当。
歪曲はあるけれど周辺部等意外と良い写りなので驚いた。しかもこんなにコンパクトでF2.5。パナもオリも24mmより広い単焦点レンズは魚眼以外にはないので貴重品。フィルター2枚とステップダウンリングで全長が伸びているのが残念。でもこうしないとちゃんと写らない。
オリのM.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0にこのワイコンを嵌めてみたいけど…70,000円近くするんで冒険できません。

↑上のGXR +SUPER WIDE-HELIAR 15mmや
↓下のGM5+LUMIX G 14/F2.5 ASPH.+DW-4と随分画角が違う、なんか変。





ワイコン使用
LUMIX GM5
LUMIX G 14/F2.5 ASPH.+DW-4(RICOH Caplio GX8用)
(ローパスフィルタあり)

同じレンズでもGX7MK2より広いみたい。



最もコンパクトで写りもいいレンズはSUPER WIDE-HELIAR 15mm。
絞ってパンフォーカスで使うのでAFでなくても問題なし。
GXRで使えばユニットごと他のレンズに交換できるので使い勝手もいい。
ただし、F値は4.5とやや暗くGXRは手ブレ補正を内蔵していない。

コンパクトでAFでボディ1台でレンズ交換するとなるとパナかな。GX7MK2なら手ブレ補正が効くし、チルト液晶、EVFなどポイントが高い。
しかし、LUMIX G 14/F2.5 ASPH.+DW-4のトータルの値段を考えると笑える。

写りでは圧倒的にRICOH GR F2.8+GW-3。さすが職人集団RICOH。



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