以前、記事にしたか記憶がありませんが接続していたPower Mac 7300が起動しなくなったためローランド製のカッティングプロッタが使えなくなりました。α7Cのロゴ隠しにマーキングシートをカットしたり重宝していたので、あ〜あ状態です。接続端子が現在は使われていないものなので現行Macに接続することができないのです。

同じ端子を持つもう一つのPower Mac 9600を使おうとしたのですが何とこちらもダメ。事態は深刻でジャァ〜ンという起動音が鳴りません。考えられるのはマザーボードがいかれた…ヤバイ
でも2台同時に? 内蔵電池切れか? PM7300はたまにしか使っておらず、時計が狂っていますよとサインが出ていたし、PM9600にいたっては相当期間放置したまま。とりあえずPM7300の方はサードパーティー製のCPUを使っていたので純正に戻したら起動音が鳴りました…でもクラッシュして後はウンともスンとも、起動音も鳴らなくなりました。アマゾンで電池を注文してその後また放置。やる気ねぇなあ。
重い腰を上げて電池を交換、ジャァ〜ン、ジャァ〜ンと2台とも騒々しい、よっしゃぁ…あれ、画面真っ黒、以下省略。考えられること全てやりました。ネットで検索しても同じ症状は出てくるものの解決した話はゼロ。アドバイスも沢山あったけどダメだったみたいですね。多くの人が廃棄処分にしたんだろうな、諦めるしかないと思いつつ、あることを思い出しました。
実はず〜と昔、アップル公認のマック専門店をやってまして(前出のくたびれた店ですね。思い出だけが人生だ)。店をやっていたのはジョブズがアップルに戻るまでの約5年間ですけど。ジョブズが自らスカウトしたスカリーと対立してアップルを追われていた時代、日の出の勢いだったサン・マイクロシステムズに吸収されるかもと噂されていた時代───アップルを救うために頑張って売りましたよ(笑)その後サン・マイクロはオラクルに吸収合併された…世の中ワカランもんです)───
ほとんどのお客さんはメモリーの増設を依頼されるのですが儀式的にやっていたことがありましてね、増設し終わったら基板上のリセットボタンを押すのです。これを押さないから何か起こったとか、そんな経験は一度もありません。おまじないだと思ってました。(笑)
ところがこのリセットを掛けたら2台とも見事復活、起動し使える状態になりました──その後また機嫌が悪くなるかも知れませんが── リセットボタンに初めて助けられた話です。

教訓 パソコンに限らずデジカメ等々、電気製品の最良のメンテナンスは通電だということです。
放置はイケマセンね。