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マウントアダプター続き
Light lens lab & LOMO LC-A MINITAR-1

──2025/03/19──




fp + LOMO LC-A MINITAR-1 現像 SIGMA Photo Pro (SPP)
(クリックでフル画面、ブラウザの戻るボタンで復帰)





fp + LOMO LC-A MINITAR-1 現像 Capture One
いつもこの壁撮ってる(笑)






fp + LOMO LC-A MINITAR-1 現像 Capture One






fp + LOMO LC-A MINITAR-1

─「CINE/STILL」切り替えレバーは無視して外付け光学ファインダーを光軸上に移動しました─

Light lens labの〈M-L Macro〉はマウントアダプターというよりレンズと合体する組み込みヘリコイドです。このLOMO LC-A MINITAR-1のピント合わせはゾーンフォーカス方式で、4箇所にクリックがありフォーカスレバーが動くようになっています。レバーを動かして通常のピント合わせはできるのですがとても実用的とは言えません。ところが〈M-L Macro〉のフォーカスレバーにより違和感なく普通のレンズのようにピント合わせができるのです。レンズの方のピントを無限に合わせて〈M-L Macro〉のフォーカスレバーを動かしていけばいい。近接ではレンズのピントを最短にして〈M-L Macro〉のレバーを動かします。MINITAR-1とLight lens lab M-L Macroが一体化してゾーンフォーカスと通常フォーカスができるパンケーキレンズとなりました。

ヘリコイド付のアダプターは他にもありますがこのフォーカスレバーの存在が大きいです。
ピントも絞りも固定の GIZMON Wtulens もフ
ォーカスできるレンズに変わります。

49→37mmのステップダウンリングを接着済み




このアダプターの精度が分かるエピソード
購入時の MINITAR-1は GXR MOUNT A12(Mマウント)に装着したときカタカタと動いたのでメーカーにて交換してもらっています。メーカーにGXRがないとのことでライカで装着確認したものと交換してもらいました。当方のGXR装着でも問題なし。試しにマウントアダプターを使ってfpに付けてみましたがカッチリ嵌ったものはありません。あのRAYQUALでさえ微かに動くのです。ところがこのLight lens lab〈M-L Macro〉は微動だにしませんでした。つまりライカやリコーのマウント精度と同レベルなのです。





おまけ
クソ fp !(というか使い方がクソなんじゃないの?)


fp + LOMO LC-A MINITAR-1 現像 SPP


親指置き場を確保したりしてもう大丈夫だろうとISO感度を背面ダイヤルの「→」に設定していたら持ち運び時に親指が触れたのか思いっきりISO12になっていたのでブレまくり。撮影時には気がつかず撮影後の書き込みが長いので気がつきました。背面ダイヤルには触れてしまって意図せず設定が変わっても影響がないようなものしか割り付けできません。背面ダイヤルは「↑」にフォーカスピーキング「↓」にフォーカスフレーム移動だけにしています。ストレス溜まるよね…自分が悪い?









レンズが届きました
LM-EA9を下取りに

──2025/04/21──



AFアダプターTECHART LM-EA9を処分するためにマップカメラにアクセスしたのですが、つい下取り交換にしてしまいました。機材購入で失敗したことは余りありません。しかし、このLM-EA9は大失敗。レンズが買えるほどの値段だったのですが、あァ〜。まず、手持ちのレンズでは使える(干渉しない)ものが超少ない。さらに所有しているLM-EA7と比べて個体差かも知れないですがどちらが新型?と言うぐらいレスポンスに差がある。2年後にMARK IIが出たのも何だかな〜です。





やって来たのは




(マウントアダプターを装着しています)

老眼でピント合わせが厳しいといいながら結局オートフォーカスではないし、レンズの色をマウントアダプターに合わせるし、という……アホです。好きなカメラで、好きなレンズで、撮りたいものを撮りたいように撮ればいい。ピントを外してもいい、自分が写したのだから──本音はAFでピントをつかみたい(爆)──。(スポーツ感覚で目測を楽しめるというのはありますが)
上手な写真を撮るには、良い写真を撮るには、イイネを沢山もらうには、気にし出したら自分の写真じゃなくなってしまいませんか。まぁ、人それぞれですか。 ──書を捨てよ、撮りに出よう──





フィルターサイズ39mmでも fpにはやや大きく感じますね。正直このデザインはあまり好きではありません。2017年頃まで使っていたL39マウントのCOLOR-SKOPAR 50mm F2.5の方が小さいし、デザインも fpに合っていたと思います。ただ重量が200gを超えており小さいのにずっしり重かったのを覚えています。このデザイン↓で軽く作ってくれたら最高だった。

COLOR-SKOPAR 50mm F2.5
当時はまだフルサイズ機を持っておらずGXRで75mm相当として使っていました。フィルターはフードの中に隠れる仕様です。左のSNAP-SHOT SKOPAR 25mm F4と同じデザイン。今は両方とも手元にありません。(泣)




一番危惧したのは




フォーカシングレバーがマウントアダプターと干渉せずに取り付けられるどうか(人柱)

ギリセーフでお気に入りのアダプターに取り付けることができましたが……





フォーカシングの時に両方に指が触れてしまう、慣れるまで時間がかかりそう。





次にα7CのAFアダプターLM-EA7ではどうなのか(人柱)




ボディとレンズのサイズバランスはα7Cの方がいいですね。




装着できました。本当にギリギリです。
AFはゆっくり、しっかり合焦します(笑)


購入したはいいけど使うかなぁ、いや、もう時間がね。







再・SIGMA fp にはパンケーキレンズ
カラスコ35/3.5登場

──2025/5/17──

今回、本命のCOLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Asphericalを入手したので再掲載です。(背比べの写真は前回2024年11月のもの)



HEXAR 50(L)  COLOR SKOPAR35(L)   Utulens 32(L)     Canon 25(L)

   HELIAR 40(M)  LOMO LC-A MINITAR 32(M)  AVENON 28(L)   Wtulens L(C)






内容は重複していますが比べやすくまとめました。
写真をクリックして左右ドラッグ、または右上の をクリックして下さい。



●最薄は以前紹介したように全長4mmのWtulens L、絞りF16固定、ピントも固定で焦点距離17mmで周辺は乱れますから使用は限定的なものになると思います。作例



●Utulens 32mm F16 の全長は約5mm。GIZMONからLマウント用は販売されていませんが市販のマウントアダプターで装着できます。
PHOTO YODOBASHI にレビュー記事(カメラはニコンZ)



●次はLOMO LC-A MINITAR-1 Art Lens 32mm、全長は10mm、マウントアダプターを含めても約18mmです。絞りも可変で開放はF2.8、ピント合わせの機能もあります。
PHOTO YODOBASHI にレビュー記事(カメラはライカ)

LOMO LC-A MINITAR-1 Art Lens 32mm F2.8(M) fpのマウントから約18mm

LOMO LC-A MINITAR-1 Art Lens 32mm F2.8(M) fpのマウントから約18mm



●続いてCanon 25mm F3.5(L39マウント) 全長15mm、マウントアダプターを含めて約24mm。絞りリング、ピントリング、距離指標付で至極真っ当な ^^)レンズです。

Canon 25mm F3.5(L) fpのマウントから約24mm


Canon 25mm F3.5(L) fpのマウントから約24mm




●AVENON 28mm F3.5(L39)これぞパンケーキ!というデザイン。1982年発売だからめちゃくちゃオールドというわけでもありません。全長17.4mm、アダプター込みで約26mm。
THE MAP TIMES にレビュー記事(カメラはSONY α7)

AVENON 28mm F3.5(L39) fpのマウントから約26mm

AVENON 28mm F3.5(L39) fpのマウントから約26mm



●沈胴式ですが焦点距離長めの Konishiroku HEXAR 50mm F3.5(L)は沈胴時全長約18mm、マウントアダプターを含めて約27mm。標準域でこれだけ携帯性に優れたレンズは貴重です。まあ一般的には Elmar 50mm なんでしょうけど。


Konishiroku HEXAR 50mm F3.5(L) fpのマウントから約27mm(沈胴時)

Konishiroku HEXAR 50mm F3.5(L) fpのマウントから約27mm(沈胴時)



●HEXAR 50mmに非常によく似たデザインのHELIAR 40mm F2.8 Aspherical(Mマウント)
全長は21.2mm、アダプター込みで約29mm。2022年3月30日発売の現代レンズ。


HELIAR 40mm F2.8 Aspherical(M) fpのマウントから約29mm


HELIAR 40mm F2.8 Aspherical(M) fpのマウントから約29mm




●COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 C-type 取り上げた9点の中で最も明るい。そして最も全長が長い…といってもフードを除けば全長24mm。マウントアダプターを含めると約33mm、パンケーキと呼ぶにはちょっとシンドイけど。



●このレンズ↑を売却してCOLOR-SKOPAR 35mm F3.5がやって来ました。2025年3月27日発売の最新パンケーキレンズです。絞り、距離指標が付いている最薄レンズとなりました。

COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical fpのマウントから約22mm

COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical fpのマウントから約22mm



ユーザーの要望が多いにもかかわらずフルサイズ対応のLマウントパンケーキレンズはパナソニックのLUMIX S 26mm F8 S-R26と七工匠の7Artisans 35mm F5.6 3556LBぐらいしかなく、しかも絞り固定。結局L39かMマウントから選ぶしかありません。暗めのマニュアルフォーカスですが、魅力的なレンズばかりです。








再・SIGMA fp パンケーキレンズ 結論



──2025/5/18──

COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical

COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical + Light lens lab アダプター

マウントアダプターと同色なのでパンケーキには見えません ^^; ブラックだとボディと色が合わないし白いフォントとのコントラストが強すぎるのでシルバーにしました。準広角のパンケーキはこれに決まりです。


Canon 25mm F3.5(L)


Canon 25mm F3.5(L) + Light lens lab アダプター

広角はこちら。上のCOLOR-SKOPAR 35mm F3.5とfpのマウント部からの全長は2mmしか違いませんが重さが102gと162g(共にメーカー純正の極薄フィルター付き実測)と60gの違いがあり、重く感じます。
それにしても所有するレンズの中でF3.5のシェアが高くなっています。今はフィルム時代と違ってISOが変えられるしボケりゃいいってものでもないので、特に困ることもありません。F3.5あたりが安定した絞りでしょうし。


左 COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical   右 右 Canon 25mm F3.5(L)


左 COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical   右 Canon 25mm F3.5(L)

Canon 25mm F3.5(L)は距離指標が胴体部分に刻まれているので見やすく、パンフォーカスで撮影する際も使いやすいです。


左 COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical   右 HELIAR 40mm F2.8 Aspherical


左 COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical   右 HELIAR 40mm F2.8 Aspherical

同じデザインの現代レンズ


COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical +フード


COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical + フード

フードは全長が長くなるから嫌いなんですけどこの外観はヤバイ。絞り環にネジで止める仕様なので絞りカチャ、カチャがずいぶん楽です。




でも




このレンズの母艦、最強なのは コレ





RICOH GXR+MOUNT A12

アダプターなしで取り付けできるMマウントユニット。APS-Cで1200万画素ですが外付けEVFもオプションで用意され、シャッターはフォーカルプレーン式。隣がGR IIIx ですからそのコンパクトさがわかります。重量も fp + Light lens lab + COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 が652gに対して、GXR(マグネシウム合金)では477gと軽量です。また、今まで使用して周辺が色かぶりしたレンジファインダー用のレンズは1本もありませんでした。

GR IIIの残念なところはセンサーが大きくなったからでしょうがレンズまわりが太くなってしまったこと。1/1.7センサーのGR DIGITALの方がデザイン的にバランスが取れ、フィルム時代のGR1sの面影が残っていました。それを思うとGXR + COLOR-SKOPAR 35mm F3.5の方がイメージが近いです。14年前 MOUNT A12ユニットが発売されたときは思いっきり刺さりました。値段にも驚きましたけどね、納得のいく製品でした。他のRICOHユニットも全部揃えましたが、最終的にボディ3台と MOUNT A12 が4つ手元に残っています。GXRバカですね。

このGXR、フルサイズになって戻ってくればいいのに。GR Lens 21mm f3.5(L39) や GR LENS 28mm F2.8(L39) なんてレンズを作ってたんですから。

















準広角で使うならSIGMA fp、標準として使うならRICOH GXRとなりそうです。


前回の記事はこちら








fp+COLOR-SKOPAR 35mm F3.5
注 意 報



──2025/5/19──


とんでもなく色かぶりします。

SIGMA fp+COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical 絞りF5.6 カラーシェーディングOFF

SIGMA fp+COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical 絞りF5.6 カラーシェーディングOFF

一方α7C↓は周辺減光レベルですかね。

SONY α7C+COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical 絞りF5.6


SONY α7C+COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical 絞りF5.6

センサーはともにSONY製の裏面照射型CMOSだったと思うけど技術の差??



そこで


fpに細工すると


SIGMA fp+COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical 絞りF5.6 カラーシェーディングON


SIGMA fp+COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical 絞りF5.6 カラーシェーディングON

fpメニュー → SHOOT → レンズ光学補正 → カラーシェーディングで撮影時に補正をかけてやります。今回は以前使っていたCOLO-SKOPAR 35mm F2.5(L39)の補正値を適用しました。レンズ10本にそれぞれの補正値を適用できますが、10本分すべて使っています。
上手くいけばα7Cをこえます。 が、せっかく作ってもレンズ交換時に切り替えるのを忘れてしまうんですよね。自分が悪いんだけど… レンジファインダー用のレンズによくある話。このレンズも例外ではありません、お気を付け下さい。

写真はすべてJPEG撮って出しです。









──2025/6/4──

5月19日の記事にあるfp+COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 のカラーシェーディング補正をきちんと作り直しました。補正用の被写体に使うのはアイボリー色、下のどちらかです。
均一に当たる自然光、絞りは開放、全面が写るように最短70cmくらいの距離、ピントはアバウトで写しました。自動で補正され、さらに青み・赤みの微調整ができます。(今回は微調整なし)



机の天板

またはキャビネットの扉









登録した補正をかけた写真 F5.6
周辺減光はありますが色かぶりは、ほぼ解消しています

前回5月19日の補正前画像




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