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冬の雲
マニュアルフォーカスは楽しい

──2024/01/17──



SIGMA fp+CANON 25mm F3.5
F11、1/250秒、ISO100、距離∞


L39マウントのレンズだからもちろんマニュアルフォーカス。設定は絞りF11、ISOオート。(ISO下限=100、ISO上限=6400、シャッタースピード下限1/125秒)

所有しているオートフォーカスレンズは
●Xマウントの
 XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
●マイクロ4/3マウントの
 LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH.
 LUMIX G VARIO 35-100mm/F4.0-5.6 ASPH.
 LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm /F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.
のお手軽ズーム4本ですがあまり使っていません。この2つのマウントのオートフォーカス単焦点は全て処分しました。オートフォーカスって楽しくないんです。もちろんオートフォーカスを必要とするような写真を撮っていないからですが。
Eマウント用のオートフォーカスマウントアダプターはオートーフォーカス専用CONTAX GマウントレンズをマニュアルフォーカスMマウントに改造し、どうせならオートフォーカスでも使えるようにと面白がって購入しました。このアダプターは大半のレンズで最短撮影距離を縮めることができるという利点もあります。標準焦点距離以上のレンズだと楽ちんだし。

マニュアルフォーカスの面白さは「人がレンズを使う」という考えからパンフォーカス、ゾーンフォーカス、目測など色々な知恵が絞られていることにあります。そのためには距離指標は必須です。最近のオートフォーカスレンズには絞りリングこそ採用され始めましたが距離指標付はほとんど見かけません。これが楽しくない理由のひとつかもです。

レンジファインダーのレンズにはフォーカスレバーがついているものが多くあります。
AVENON 28mmでは



フォーカスレバーを真下にすれば…




ピントは約2.3mに置かれます。これは過焦点距離 28mm×28mm÷11÷0,03=2.37mでF11に絞ったときに被写界深度が最大になるピント位置です。正確なものではないのでしょうが、ファインダーから目を離すことなく指の感覚で素早くピントを操作できるということですね。こういう設計者の思いが伝わってくるところが楽しいのです。例えミスってピントを外したとしても 笑。





ファインダー…… fpにはありません。トップの写真も背面液晶では雲しかはっきり確認できませんでした。外付けOVFを持って出れば良かった。このOVFはCONTAX G 21mm用ですが焦点距離25mmのCANONレンズでパッと覗いたときの視野はドンピシャ。やや大きめなファインダーなのでfpが小さくみえます。身軽なfpには反しますが光学ファインダーも良いものです。
拡大できたとしても電子ビューファインダーでマニュアルフォーカスするのはシンドイです。ピントを確認する決定的な方法がまだありません。ニコンFのスプリットイメージはピントを合わせているという楽しさがありました。期待してスプリットデジタルイメージ搭載のFUJI X-E2を購入しましたが絞り込むと実用的ではなかったです。AFといいEVFといい、なんだか「アンチ電気仕掛け」の人間になってしまったようです。変わり者はオールド一眼レフに戻るしかないのかも知れません。




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