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SIGMA fp どう使う?(4)
液晶ビューファインダー


──2023/11/17──



fp+Retina-Xenon 50mm F2

久々に「SIGMA fp どう使う?」です。
SIGMA fp の落ち着く先は」で当初の計画通りL39、Mマウントの広角をパンフォーカスで使うとまとめました。そりゃファインダーがないので背面液晶でマニュアルレンズのピントを合わせる気にはなりません。特に明るい屋外では最悪です。さらに広角用の外付けOVFを取り付けるアクセサリーシューも本体を増築せねばならんとか… このシューは色々試して結局両面テープで取り付ける笑い話のような方法に落ち着いたんであります。「世界最小、最軽量」のために何でユーザーがこんな苦労をせにゃならんのだ。スチルしか撮らないユーザーは苦行を強いられている。外付けEVFにしても無理矢理オプション設定した感が半端ない。着けたり外したりする気にならんでしょ、これ。
着けっぱなしだと肥満カメラになっちゃうし。

標準域のレンズもfpで使ってみたい。2009年にクールピクスE5000用に購入したルーペがある。ピント合わせ、屋外の液晶の見にくさ対策に何とか使えんか?









ルーペは首に掛けて、両手を使えるようにルーペを目で液晶に押しつける───ム〜リ〜
そこでテスト細工してみた。(結果が良ければプラスチック板はブラックに変更)






このルーペ、上下左右ピッタリサイズ




アクセサリーシューの使いどころ! このプラスチック板の接着も両面テープ。ただ相性が悪く接着力が弱い。仮に外れたとしても実害はないからよしとする。怖いのはルーペのストラップをfpのネックストラップと勘違いしてうっかりfpから手を離すこと──抜け落ちてジャ〜ン。




ルーペはネックストラップ付だから、引き抜くだけで元の小さなfpに。
アクセサリーシューは、ストロボや外付けファインダー以外にも様々なアクセサリーを取り付けるための大切なパーツなのです。あるべき場所になければいけないのです。増築ではダメなのです。

文句ばかり言ってるけどfpを手放せないのはコンパクトなことと、そつなくできあがったカメラより「しょうがねえなぁ」が面白いから。。








fp用の自作液晶ビューファインダー使ってみた
過去記事


──2023/12/20──












fp+HEXANON 57mm F1.4


液晶を拡大表示しなくてもそのまま楽にピントを合わせることができます。ピーキングも見やすくなりました。(今までと比べてです。楽しいピント合わせではありません。)
UNの液晶モニタールーペとエツミのアクセサリーシュー、両方で約5,000円。コスパが高いです。ただネックストラップは必須。ルーペとfpの両方を首にぶら下げている錯覚に陥りやすく落下防止のために急いで作りました。(アクセサリーシューはScotchまたはOTOKUの強力両面テープで固定します)









ルーペをアクセサリーシューから抜いてfpのストラップを途中で結べば今までのハンドストラップ仕様と同じようにfpをコンパクトに使うこともできます。








SIGMA fp は身軽じゃなきゃ

──2024/01/13──



ボタン、ダイヤルに不用意に触れてしまわないように取り付けたグリップ等のオプションパーツはアクセサリーシューと指掛かり(共に両面テープ仕様とは笑える)を残して外し身軽にしてみました。軽量・コンパクトということで購入したカメラですから。
ストラップはフィンガーストラップに変更し、持ち運び中に前後ダイヤルに触れないようボトムストラップも作りました。テンションを掛けてホールドを安定させる目的もあります。



金属部分は昔購入したエツミのハンドストラップのパーツ。安かった(確か400円位)ので部品取り用にたくさん購入しました。もうディスコンかな。ハクバ製は現行品ですがやはり値上がりしているようです。似たような1/4"ネジは多々あるのですがクルクル回転するこのネジは貴重です。


フィンガーストラップに小指を、ボトムストラップに薬指をかけ親指はシャッターボタンの後に置けばどのボタン/ダイヤルにも触れることなく持ち運びできます─多分─。




サイドのフィンガーストラップ用留めネジもボトムと同じものにしてみました。サムレストとして使えるかも知れません。




さらに…引き出しの中をゴソゴソしていたら大きな三脚ネジが出てきました。



親指の置き場ができたようです。



色々な持ち方ができそうなのでどのビスがベストか試してみることにします。








SIGMA fp どっちで持ち運ぶ?

──2024/01/24──



SIGMA fp+SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5
F5.6、1/50秒(ISOオートSS下限1/60秒に設定なのに?)、ISO1000、パンフォーカス



F5.6、1/60秒、ISO20000、パンフォーカス


お手軽fpということでグリップを外し小さな2本のストラップに変更して持ち運んでみました。この持ち方だとシャッターボタンは親指で押すことになります。人差し指で押す持ち方ができないわけではないのですが指の掛かりが浅くスッポ抜けそうになるので集中できません。上の写真は親指レリーズです。fpが小さいので問題はありません。人差し指レリーズ用にボトムストラップを長くしたものも作りました。






短いボトムストラップ






革を長くした分少し重くなりましたが 笑 、ファインダー込みで649gです。




長いボトムストラップ

大きな三脚ネジのおかげで親指が後ダイヤルやボタンに触れてしまうことがなくなりました。前ダイヤルには人差し指が当たるのですがここには何も割り付けていません。

α7Cの所でも書きましたがストラップにテンションを掛けるとボトムグリップのようになりホールディングが安定します。







シャッターボタンを親指で押すのか(小さく持つのか)人差し指で押すのか(普通に持つのか)……
気分次第だなあ。








SIGMA fp Mマウントアダプター
fp コンデジ化 最終章

──2024/04/12──



マウントアダプターを銘匠光学のTTArtisan M-Lに変更しました。アルミ合金製なので30gしかなくMINITAR-1 と合わせても93gと軽量、総重量は実測563g (ボトムストラップを除くと545g) です。レンズの装着はきつめというか、ぎこちないのですが軽さを最優先にしました。fpコンデジ化の最終形かもしれません。ちなみにGXRのMOUNT A12にMINITAR-1を取り付けるのは驚くほどスムースです。まあ、あたりまえですけどね。




fp + MINITAR-1 DCクロップ








再びSIGMA fp Mマウントアダプター
──マウントアダプター選びは慎重に──

──2024/04/28──

ライカLマウント用のアダプターはどれも装着の感触がイマイチだったので試しているうちに結構な数になってしまいました…でも納得できるものがないのです。SONYのEマウント用のアダプターは国産のヘリコイド付コシナ製と通常のケンコー製、あとAFアダプターのTECHART LM-EA7の3つ。どれもレンズの脱着に問題はないし、内面反射対策やアダプターの厚み(フランジバック)も高精度なのでオーバーインフにはなりません。SIGMA fp用も国産を購入すれば良かったのですが、ヨドバシで探したところRAYQUAL レイクォールのアダプター82種の中にボディ側マウントにライカLがありませんでした。GIZMONのKodalens、Wtulens、Wtulens LにもライカLマウント用はないので、まあそんなものかと諦めたのが間違いの始まり。
メインでライカLマウントレンズを使っている人がちょっと他マウントのレンズを試したいというときは価格の安い海外製マウントで十分だと思いますが他マウントのマニュアルレンズがメインの人は装着感、精度、アダプター内の反射対策に留意するべきです。国産がないからと重さやデザイン性で選んできた自分は反省せよ! 特にレンズの距離指標を使うマニュアルフォーカスでは精度を一番に考えるべきです。今回、RAYQUAL(宮本製作所)のホームページから直販で入手しました。購入にいたるまで遠回りしてお金もムダにしてしまった。軽さで選んだTTArtisan M-LでしたがRAYQUALも39gと十分軽いです。



RAYQUAL製ライカMマウント→ライカLマウントアダプター


電子接点反射対策



TTArtisan




Urth




Haoge
(ヘリコイド付)


RAYQUAL
電子接点が隠されているのはRAYQUALのみ



アダプターの内面反射対策



TTArtisan
ん?



Urth
Haogeとよく似ている



Haoge




RAYQUAL
アダプター内部の大きな遮光板
(遮光とは関係ないけどビス5本)

手元の安物ノギスで調べたらUrthは約0.1mmオーバーインフ。Haogeは0.2mmちょっとオーバーインフ、TTArtisanはバッチリなフランジバック。RAYQUALはもちろんドンピシャ。レンズの距離指標を使って撮影していると、そう影響はなくてもズレは気になりますよね。いや、やっぱり ∞がバッチリというのは気持ちがいい!



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